猫の噛み癖、ひっかき癖を直すコツ

投稿日: カテゴリー: ペット豆知識

ネコを単頭ではなく複数で飼った方がよい理由

ネコは犬と違って単独行動を基本とする動物です。
しかし生まれたばかりの子猫の頃には母猫やきょうだい猫と一緒に生活をするのが通常であり、その間に猫として生きていくための基本的な習慣を学びます。

子猫同士がじゃれ合っている様子を見るとよくわかりますが、よちよち歩きの子猫同士が本気でケンカをしているのかと思うほど激しく噛みつきやパンチなどを応酬しています。

そうしたケンカに似たじゃれ合いを「猫プロレス」と愛好家の人たちは呼んでいるようですが、そういった行動を通して猫たちはケンカをするときの力加減を学び、噛みつきや引っかきのコツを覚えていきます。

しかし例えばごく小さな子猫のうちに親猫から育児放棄をされてしまったり、捨て猫にされてしまった猫を単独で引き取って人間が育てた場合にはそうした子供のときの学びの機会を得ることができません。

最近は猫用ミルクや安心して子猫が眠れる毛布やマットといった製品が多く売られていますが、そうした母猫の看護を人間が代替することはできても、ケンカの仕方ばかりは代わりになってあげることができません。

できるだけ猫を飼育する場合には一匹だけでなく複数で飼育をした方がよいというのはそうしたしつけを考えた上でのことです。

可能であれば生まれてすぐから引き取るのではなく、ある程度母猫やきょうだい猫と生活をしてから単独で引き取るという形をとってもらいたいのですが、そういうわけにはいかない保護猫ではしっかりしつけをしていく必要があります。

強く噛みつかれたらしっかり叱る

まずしっかり理解してもらいたいのが、猫にとって噛み付く・引っかくというのは必ずしも攻撃性を示すものではないということです。

本来肉食の狩猟動物である猫は本能を刺激されたときに自然に牙や爪が出るようにできており、猫同士の社会ではそれは当然のこととなっています。

しかし人間にとっては猫の爪や牙は子猫であってもかなり鋭く、強い痛みを伴うものです。
また猫の爪や歯には「パスツレラ」という危険な細菌が常駐しており、噛み傷や引っかき傷から重症化してしまうこともあります。

飼い猫から噛みつきや引っかきを受けたらまず強く叱るようにしましょう。
このとき猫に暴力を振るうのではなく、強い口調で「痛い!」と告げるだけでも十分に効果があります。
猫は人よりも聴覚が発達しているため大きな音や声には強い刺激を受けます。

痛みを感じる程度の噛みつきや引っかきを受けたらすぐに大声で牽制していくと、次第に猫は「これ以上はだめなんだ」ということを学習していきます。

また爪に関してはイエネコなら定期的に爪切りをしておくことで傷を小さくすることができます。