愛犬の耳掃除

投稿日: カテゴリー: ペット豆知識

犬の耳の形によって異なる耳掃除の方法

犬は人間のように視力で外界の情報を判断するのではなく、主に聴覚や嗅覚を使い視力はその補助的役割にとどまります。

言い換えれば、犬にとって情報収集の中核である聴覚のもととなる耳は人間以上に重要な器官であるということです。

また犬の耳の中というのは穴が大きく内部も広くなっているので、散歩中など外に出た時にダニやノミといった害虫が入り込んでしまいやすい場所でもあります。

それと犬の体内に何らかの病気が起こった時には耳の内部に何らかの異常が発生するということもよくあるので、日常のお手入れの中の一つに耳掃除や状態チェックを必ず組み込むようにしてください。

しかし犬にはたくさんの種類があり、それぞれの犬種ごとに耳の形も大きく異なります。

犬の耳の形状の種類は大きく9つとなっており、お手入れをするときには愛犬がどのタイプであるかということから考えていくこととなります。

【犬の耳の形状】
1.立ち耳…上に向かって伸びている耳(柴犬、ジャーマンシェパード、シベリアンハスキーなど)
2.コウモリ耳…両耳の間の隙間が大きく、横の幅が広い耳(フレンチブルドッグなど)
3.ろうそく耳…ろうそくの火のような先端がキレイに尖った耳(イングリッシュトイテリアなど)
4.半立耳…立ち耳が完全に上に伸びず半分くらいで垂れている耳(コリー犬、シェトランドシープドッグなど)
5.ボタン耳…半立耳よりも垂れている面積が広くちょうど半分くらいで折り返しされている耳(ボーダーテリアなど)
6.ローズイヤー…ボタン耳くらい垂れている耳が外側に開いて内側が見えるようになっている耳(ブルドッグなど)
7.垂れ耳…完全に耳が垂れており顔の半分くらいを覆っている耳(ビーグル、ゴールデンレトリバーなど)
8.ペンダント耳…耳の位置が顔の横にあり大きく垂れ下がっている耳(ダックスフンド、バセットハウンドなど)
9.断耳…外科手術によって切り取って形を整えている耳(ボクサー、ドーベルマンなど)

耳に水が入ると危険です

犬の耳掃除で特に手入れで気をつけないといけないのが、垂れ耳やペンダント耳のようなだらんとおおきな耳介を持った犬です。

耳の面積が広いということはそれだけ外部からの害虫やゴミが入り込みやすいということになりますので、丁寧に汚れをとってあげるようにしましょう。

もちろん立ち耳のように耳の内側が表に出ているという場合も危険は大きくなるので、外出をしたあとなどにはきちんと手入れをしてあげてください。

基本的な耳掃除の方法としては、専用の耳洗浄剤を使用しコットンに染み込ませて汚れを拭きとっていきます。

犬用のケア製品として耳の穴に液体を入れてから出す「耳のうがい」のようなことができるようになっているものもありますが、これは大変使い方が難しく使用することでむしろ内部の炎症のもとになってしまうこともあります。

かなりたくさんのノミやダニが入り込んだときには有効な手段なのですが、犬の耳について専門的な知識がないと使い方を誤る可能性が高いので自分でやろうとせずトリマーさんや獣医さんに任せた方がよいでしょう。

普段のシャンプーではできるだけ耳の中に水が入らないようにして洗い、耳掃除はシャンプーとは別に拭き取りという形をとってあげるのがベストです。

初めて耳掃除をしようとすると耳に触られることに慣れていない犬が拒絶反応を示すこともあるので、まずは普段のコミュニケーションで耳にさわっても大丈夫なようにちょっとずつ慣らしていきましょう。