2匹目を飼うときは

投稿日: カテゴリー: ペット豆知識

当院を訪れる患者さんからよく聞かれることのひとつが、「2匹目のペットを飼いたい」というご相談です。
ペットというのはとてもかわいいものですから、一度飼い始めると増やしたくなるのが人情というもの。
最初はおっかなびっくりペットを育てていた人も、だんだんとペットと暮らすことが楽しくなってくるとより充実したペットライフを送りたいと考えるようになるものです。
そして、そうするとまず考えるのが「二匹目のペットを飼いたい」ということでしょう。

これは飼い主の希望だけでなく、自分の家のペットに友だちをつくってあげたい、という「親心」もあるようです。
とはいえ、いくら飼い主が「友だち」として2匹目のペットを迎え入れても、当のペットがそれを拒否してしまっては意味がありません。
2匹目のペットを飼うことを希望されている方がもっとも心配しているのは、このことのようです。

犬や猫には、動物としての縄張り意識というものがあります。
これは、完全室内飼いで人間と同じような暮らしをしていても同じです。
いくら現在の生活が自分の生活を脅かす天敵のこない安全な状況であっても、動物の本能として自分の居住スペースは守ろうという気持ちが働くのです。

そのため、もし今飼っているワンちゃんやネコちゃんに加えて2匹目のペットを迎え入れたいという場合には、まずは距離をおいた状態で同じ家の中で過ごせるような環境を作ることが必要です。
具体的には、ケージを用意して新しいペットの方をそこに入れた状態で先住のペットと対面し、お互いが威嚇や攻撃をしないようすであればケージから出してみる、という手順です。
もし可能であれば、始めが先住のペットと新しいペットが別の部屋で過ごすことができるようにしておくと、両方のペットにとってストレスが少ない状態で新しい環境に慣れて行くことができるでしょう。
慣れるのに時間がかかるケースもありますが、それでもお互いが危害のないものであることが認識できればじょじょに仲良くなっていけるもの。
飼い主さんはあせらずに根気強く対応していくことが大切になります。

また、今飼っているペットの性格なども考慮に入れて考えると、より良いでしょう。
心配していたにもかかわらず、飼い始めてみたら新しい子猫の面倒をしっかり見てくれたというケースもありますし、反対に先住猫が新しくやってきた猫をいつまでたってもいじめる、という場合もあるそうです。
いずれにしても、新しいペットを迎え入れる時には「先住のペットを立てる」ことがとても重要になりますよ。