猫ちゃんの治療

投稿日: カテゴリー: スタッフブログ

●野良猫が運び込まれてきました
開業前に連絡があり、緊急で野良猫が運ばれてきました。
うちの病院はこうして野良猫が運ばれてくることがわりとあるのですが、今回はちょっと深刻。その猫はまだ生後一か月くらいの子猫で、首に大きな傷があり、意識がありませんでした。かろうじて生きている状態で…正直、私が見ても「治療をしたとして、生きられるかどうか」というところ。
もちろん命が繫がることは素晴らしいことですが、この状態から回復したとしても辛い思いをするのでは…とも思い、持ち込んできた女性にどうするかを尋ねました。
つまり、治療をするか安楽死をするか…ということです。
本来こういうことは絶対に言いたくないし、動物に関わるものとして「絶対に助けます」と言わなくてはならないのですが、それはあまりにも辛い状態でした。
猫の治療には多額のお金がかかるので、それも気がかりでした。
しかし、その方は「責任をもって飼うので、絶対に助けてほしい」と仰り…その言葉に背中を押されて、私たちも頑張ることにしました。

●治療が始まりました
とりあえず治療をするということで、投薬などを開始。
傷も酷いですが、とにかく衰弱が酷いのが気になりました。
何日も食べておらず、フラフラとしていたのでしょう。その時に犬か何かに噛みつかれたのだと思います。そういう傷でしたから。
とりあえず傷の手当てをしながら、点滴をして栄養を注入しました。
体温もだいぶ下がっていたので、温めて体が動くように。
それを何日か続けて、子猫は意識を取り戻しました。残念ながら下半身まひの症状が残ってしまいましたが、それでもご飯をたくさん食べ、看護師がいるとこちらをじっとみて興味深そうにしています。
目が大きくて本当に可愛い子です。
下半身まひがあるために、便を絞り出してやらなければならない大変さはありますが、それでも元気になってくれたことは良かったと思います。
飼い主さんとなる女性もすごく喜んでくれて、大切に育てると引き取っていかれました。
それからも度々健康診断にきてくれていますが、本当に元気そうで嬉しいです。
今後も、たくさん元気な姿をみせてくれるといいな。
可愛い猫が、こうして素敵な姿を見せてくれるのが私は本当にうれしいです。

こういうことがあるから、病院で働くのは楽しい。
残念ながら命を落としてしまう子もいますが、それでも「次こそは助ける」と思うから、こうして病院スタッフをやっているんだと思います。
今後も頑張りたい、そう思います。