ゴールデンレトリバーのトリミング事情

大型長毛種の代表であるゴールデンレトリバー

ゴールデンレトリバーは、小型犬がブームになっている現在においても根強い人気となっている犬種です。
特長は成犬になったときのサイズの大きさと、大人しくて温厚な性格です。

大型犬というと、他の代表種としてシェパードやグレイハウンド、マスティフ、ワイマラナーといった警察犬や災害救助犬として活躍している筋骨隆々とした犬種が挙げられます。

ゴールデンレトリバーもそれらの犬と同じく強靭な体力や筋肉を持ってはいるのですが、根本的に性格が異なっており一般家庭でも飼育のしやすい性質をそろえています。

独特の首元や足元の長い毛並みもゴールデンレトリバーの魅力の1つで、鮮やかな金色の毛並みを豊かに揺らしながら走る様子は飼い主ならずとも犬好きならば心惹かれるところです。

しかしそうした毛並みは飼育をしていく上でのネックにもなり、丁寧に取り扱ってあげないと皮膚炎の原因になってしまいます。

普段のケアでも丁寧なブラッシングが必須とされているのですが、抜け毛が増える時期や冬季に毛が伸びすぎてしまうときには定期的にカットをしてあげたいところです。

ゴールデンレトリバーは大きな体つきとは裏腹に小型犬のような好奇心や活発さも持ち合わせているので、自分から水の中に飛び込んだり山林の中に入っていったりします。

そうした時に長い毛並みをしたままでいると、シャンプーや乾かす手間がかなり大きくなってしまいます。
普段はあまりトリミングをしないという飼い主さんも、アウトドアやドッグランに参加する前にはきちんとトリミングしておくことをおすすめします。

全体の毛を切りそろえるのがゴールデンレトリバーのトリミング

ゴールデンレトリバー向けのトリミングとして最も有名なのが「サマーカット」と言われる体全体の被毛をバリカンでカットしてしまうという方法です。

中でも尻尾の先と顔周りのみを残して短く刈り込んでしまうタイプのサマーカットはライオンのような見た目になることから多くの飼い主さんに好まれているところです。

しかしこのサマーカットは一見涼しげで便利そうですが、実は短く刈り込みすぎて犬の体に負担を与えてしまうこともあります。

犬の被毛は体温を逃がさないようにする保温機能だけでなく、直射日光を受けないようにする皮膚保護の役目もしています。

ですので極端なサマーカットのような短い毛並みにしてしまうと、屋外に出かけた時の紫外線からの刺激がかなり強くなってしまい、かえって熱中症のリスクが高まってしまいます。

ゴールデンレトリバーの毛はダブルコートという上毛と下毛の2つで構成されています。
トリミングをするときには下毛まで全部刈ってしまうことがないよう、短めにカットするくらいにとどめておくというのが理想です。